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「機能訓練の草川さん」ショートステイ羽鳥の森(機能訓練特化型)

最終更新: 2月24日

羽鳥の森のショートステイには機能訓練の専属トレーナーの草川さんが常駐しております。



草川さんは利用者に寄り添い、毎日、羽鳥の森ショートステイで機能訓練を行っています。


これは何でしょうか。

これは草川さんが作ったペグボードです。

イラストの描かれたキャップ(ペットボトルの蓋)を同じ絵の描かれたくぼみに置いていきます。


「ええと・・・どこかいねえ」

利用者Aさんは認識力が落ちています。 沢山の絵柄の中から同じものを見つけることができません。


「ここは?」

職員が声を掛けました。

「ああ、そうそう・・・」

Aさんは無事にキャップを置くことができました。


「ものを探すという行為は頭を働かせます。だから脳の働きのトレーニングにはとても良い事だと思います。でも頭を働かせるという行為は、認識力が落ちた方にとっては大変な作業です。」と、Aさんに寄り添った職員は言います。

「大変だから途中で嫌になってしまう方もいます。」


脳トレと一口に言っても単に作業を行うだけでは持続できません。


「草川さんの作ったペグボードは可愛いので楽しんで作業を行う事ができます。楽しい気持ちになる、という事も脳の活性化にはとても大切なことです。」



Aさんの表情に笑顔が浮かびます。

「楽しいねえ。」



草川さんです。

この日は利用者Bさんの機能訓練を行います。

「Bさんは膝関節の浮腫みと踵の褥瘡のために膝を曲げることが殆どできませんでした。Bさんがショートステイをご利用している日は一日に2回、関節の可動域訓練を行います。はじめのうちは足を持ち上げるだけで痛みがありましたが、いまは訓練の効果も出始めて膝も曲がるようになってきました。」



膝を持ち上げます。

関節が固くなっているので、力の入れ具合が難しいと言います。

あくまでも「優しく」力を加えることがポイントです。

「最初は全く曲がらなかったんですよ。今ではここまで曲がるようになりました。」




Bさんの顔にも柔和な笑みが浮かんでいます。


足首の可動域訓練も行います。


「関節は動かさないと拘縮が進んでしまいます。」

ふくらはぎを包み込むように揉んで、足首を曲げて、そして伸ばします。

草川さんは関節の一つずつを丁寧にほぐしていきます。

一つ一つの動作の繰り返しです。

「継続と繰り返しなんです。機能訓練は。一回、二回じゃ効果がない。何度も繰り返すことで少しずつ効果が出てくる。その継続なんです。」


利用者Bさんは最近気持ちが沈みがちです。

しかし、草川さんの機能訓練を受けている時はとても穏やかな表情をしています。


草川さんの手技が優しさに満ちているからかもしれません。

Bさんの視線の先にあるものは通り過ぎる過去と、そして草川さんです。


「関節が曲がるようになって良かったですねえ」とBさんに話かけてみました。

「そうねえ、そうねえ」とBさんは仰いました。

静かでとても和らいだ表情です。


「機能が衰えるとご本人ができることも減ってしまいます。」

と草川さんは言います。

「例えば服を着るという動作は「時間や季節を認識する」「服を選ぶ」「服を脱ぐ」「袖を通す」「ボタンをはめる」などの行為の集合です。例えば「ボタンをはめる、外す」という動作が一つできなくなるだけで「服の脱着」全部ができなくなってしまう。」


「単純な動作ができなくなるという事は恐ろしいことなんです。だから僕たちは日々、ご利用者さんの様子を観察して必要な機能訓練を考えます。」



「ショートステイ(短期入所)のサービスで機能訓練に特化するという事は利点が大きくて、まず利用者さんは羽鳥の森の場合、定員10人と決まっていますから、その10人に対して効果的に機能訓練の時間を割り当てることができる。」

「利用者Bさんのように個別に手技に当たるし、他の時間で作業的な訓練も行える。僕はリハビリ病院にいたこともあるけれど、リハビリでは1単位20分と時間が相当に限定されているから、やはり短いと感じる方もいるし、一度にたくさんの時間リハビリをすると疲れてしまう。」


「ショートステイは一日、滞在されているから細かに分けて機能訓練に当たることができます。実際にBさんは一日に二度、手技に当たっている。そうすると効果も大きくて、利用者さん自身も此処に来たことの利点を実感してくれる。そうした時の皆さんの嬉しそうな顔を見ることが本当に嬉しい。」


草川さんがほぐしているものは利用者さんの心なのかもしれません。機能訓練を通じて皆さんの心まで活性化しているようです。


「いつもデイサービスを使っているんだけれど、デイは時間が短いから慌しくて・・・」と利用者Cさんは仰います。

「ショートステイは時間の流れがゆっくりしているから、ゆっくり(機能訓練を)できる。此処に来れることが楽しみです。」



Cさんが描いていた塗り絵。一筆ずつ丁寧に色が重ねられていました。

ショートステイのゆるやかな時間の中で、塗り絵を楽しむCさんの滞在生活が思い浮かばれるようです。


「頑張りましょうね」と

利用者さんに向けられた草川さんの笑顔は

今日も優しさに満ちています。




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「機能訓練ショートステイ 羽鳥の森」


ショートステイ羽鳥の森は「特別養護老人ホーム羽鳥の森」に併設された短期入所生活介護サービスです。草川さんともう1名の専属トレーナーが毎日、ご利用者様の機能訓練にあたっています。

ゆったりとした時間の中で行うあくせくしない機能訓練。

羽鳥の森スローライフと効果が実感できる機能訓練の両方が楽しめる短期入所サービスとなっております。




【所在地】静岡市葵区羽鳥7-6-38

【電話】054-277-3750

【FAX】054-277-3751

【定員】10名/日


【1日に係る利用料】・・・一泊二日は2日分の計算になります。

・短期入所生活介護のサービス費の本人負担分

・居住費2200円(負担限度額適用の方はその金額)

・食費1380円(負担限度額適用の方はその金額)

・日用品費、教養娯楽費200円

※負担限度の個々の状況に応じて1日分の利用料は1,700~5,000円が目安となります。

※利用料金の詳細は施設にお尋ねください。


【利用日数】・・・一日からご利用できます。一か月を超える長期滞在をご希望の方はご相談下さい。

【利用方法】・・・利用申込(利用申込フォーム)からご連絡下さるか、ご担当のケアマネージャー様にご相談下さい。施設に直接お電話(TEL 054-277-3750)くださっても対応致します。



【ケアマネージャー様・ご家族様】

羽鳥の森は随時施設見学を承っております。

施設見学のご希望はお気軽に施設までお申込み下さい。

施設見学では今回ご紹介した機能訓練の様子などを直接ご覧頂くことができます。

「ショートステイの機能訓練を見たい」など具体的に見たいポイントをご指摘下さい。




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